GRIT やりぬく力
私が小さい頃の知識では、自分の能力を評価する指標は「IQ」だけしかありませんでした。
社会人になる頃に「EQ」を知り、認知能力以外の能力を図る指標があることを知りました。
そして、「IQ」というのは単に勉学・単独での研究という世界でより通用する指標で、生活を含めた社会では、「EQ」を初めとした非認知能力の高さが求められることに気づいた思い出があります。
非認知能力とは
◎目標を達成するための「忍耐力」「自己抑制」「目標への情熱」
◎他者と協力するための「社会性」「敬意」「思いやり」
◎情動を抑制するための「自尊心」「楽観性」「自信」
※ベネッセ教育総合研究所が刊行する『これからの幼児教育』より抜粋
と言われております。
まさに、会社で求められる能力ですね。この非認知能力を図る指標には、EQ以外にもSQ(Social Quotient=社会的知能、精神的知能)、AQ(Adversity Quotient=逆境指数)、MQ(Moral Quotient=道徳性知能)、CQ(Creative Quotient=創造性知能)などもあります。
これらに加え、性格5因子(BIG5・情緒不安定性、外向性、知性・経験の開放性、同調性・協調性、誠実性・良心的特性)を挙げる人もいます。
それら非認知能力指標の中にGRITスケールというものがあります。
「グリット」(grit)とは、「困難にあってもくじけない闘志」「気概」「気骨」などの意味を表す英語で、成功者に共通の心理特性として近年注目されている、「やり抜く力」のことです。心理学者でペンシルヴァニア大学教授のアンジェラ・リー・ダックワース氏が、「社会的に成功するために最も必要な要素は、才能やIQ(知能指数)や学歴ではなく、やり抜く力である」という「グリット」理論を提唱して以来、教育界や産業界をはじめさまざまな分野で大きな反響を呼んでいます。
GRITの判定には、様々なやり方があるようですが、最も簡易な10問の設問で判定する方法もあります。判定用にGoogleフォームでWEBページを作成してみましたので
こちらから判定をしてみてください。
GRITが大切なことがわかる名言があります。
「成功とは成功するまでやり続けることで、失敗とは成功するまでやり続けないことです。」
(松下幸之助)